宅配事業の概況

 当連結会計年度末におけるFCを含むチェーン全体の店舗数は723店舗(直営店223店舗、FC店500店舗)、拠 点数は371拠点(直営店94拠点、FC店277拠点)となりました(※)。

 

※当社グループのチェーンでは、商品を宅配するための事業所を全国に配置しており、これを「拠点」と呼んで おりま

 す。また、消費者に提供するメニューの種類ごとに設置される設備(宅配寿司「銀のさら」や宅配御膳 「釜寅」等)、

 及び「ファインダイン」における消費者が選ぶことのできる提携レストランのラインナップ (メニュー)毎の配送機能

 を「店舗」と呼び、一つの「拠点」に複数の「店舗」を設置することがあります。

 

 宅配寿司「銀のさら」においては、商品戦略として、エリア別商品メニューの拡大に向けてトライアルを行っ てまいりましたが、その結果をふまえ、9月より、東海、九州の2つのエリアにおいて、新メニューを展開して おります。今後も地域ごとに商品やネタを選定したメニューを展開することで、顧客のニーズに応えてまいりま す。期間限定商品としては、「本マグロ 大トロ」、「トロサーモン」、「天然エビ」といった人気の高い食材 を使用した商品を展開いたしました。また、「銀のさら」においては、年末年始を含む12月、1月が、年間にお いて一番お客様のご利用数が多く、収益を獲得できる時期であるため、高級食材を使用した期間限定桶の提供、 WEB注文サイトにおける年末年始用ページの作成、早期のWEB予約受付を実施することで、お客様の満足 度・利便性及び収益性の向上に努めてまいりました。

  宅配御膳「釜寅」においては、「二色鯛の春釜飯」、「厚切り豚のスタミナ釜飯」、「松茸釜飯」、「彩りう に釜飯」「三宝釜飯」などの期間限定商品キャンペーンを実施しております。 販売戦略としましては、繁忙期であるゴールデンウィーク、お盆期間、年末年始に、「銀のさら」のテレビC Mとして、マグロの活きの良さをダンスで表現した「オーディション編」、3月にはマグロのDHAにフォーカ スした「結婚編」の放映を実施いたしました。

  WEBにおける販売促進においては、「銀のさら」「釜寅」のWEB会員が100万人を突破したことを記念し た、「WEB会員100万人突破!記念キャンペーン」等のWEB限定プレゼントキャンペーンや、「お誕生日には おうちで『銀のさら』」をお勧めする、「BIRTHDAY SURPRISE(涙)」動画の作成・配信等、 認知度向上のための施策を実施いたしました。「釜寅」においては、9月~12月においてゲームソフト「龍が如 く6 命の詩。」とのコラボキャンペーンを行いました。9月末には、「銀のさら」「釜寅」の公式ホームページ をリニューアルし、使いやすさの向上に努めております。2月からは、「銀のさら」「釜寅」WEB会員の新規 登録及びWEB注文の促進に向けたDMやWEB広告を実施いたしました。

 既存顧客に向けては、顧客属性にあわせた計画的なDMの実施、メールマガジンの配信等、CRM(※)の確 立に向けた活動を行ってまいりました。

 

※Customer Relationship Managementの略。顧客接点での情報を統合管理し、顧客との長期的な関係性を構築、 製品

 ・サービスの継続的な利用を促すことで収益の拡大を図るマーケティング手法。

 

 宅配寿司の第2ブランドである「すし上等!」においては、商品戦略として、7月より低価格で高品質なメニ ュー展開に注力する「すし上等!800円プロジェクト」を一部店舗にて開始しております。プロジェクト開始時に おいては、有名タレントを起用するなど、プロモーションの強化を図っております。3月には、800円商品を拡充 したトライアルメニューを開始いたしました。

 販売戦略としましては、7月に、「すし上等!」のCM「安くて上等!旨くて上等!編」を、一部地域とWEB サイトにて放映を実施し、認知度の向上に向けた活動を行ってまいりました。また、ブランドの認知度及び販売 促進の費用対効果の向上に向けた、訴求ポイントの異なる数種類の販売促進ツールのトライアルの結果をふまえ、 9月より新しい販売促進ツールを活用しております。10月には「すし上等!」公式ホームページをリニューアル し、利便性の向上に努めております。

 

 宅配弁当「銀のお弁当」においては、他ブランドの拡大に向けた活動に当社グループのリソースを集中させる ため、現在運営しております1店舗を平成29年5月31日の営業をもって閉店する予定です。

 

  提携レストランの宅配代行サービス「ファインダイン」においては、引き続き「ファインダイン」と他ブラン ドとの複合化戦略として、宅配寿司「銀のさら」、宅配御膳「釜寅」、宅配寿司「すし上等!」の複合店に「フ ァインダイン」を複合化した新しい形態のトライアルを行っております。顧客データベースを共有した販売促進 施策の実施等においては売上への貢献がみられております。またコントロールセンターを活用した拠点での業務 効率化及び各ブランドと連携した配車システムを活用したデリバリーの最適化による生産性の向上においても成 果がみられたため更なるブラッシュアップを目指しております。また、今後の事業拡大に向けて、店舗・営業人 員の増強、新たなシステム開発等を行っております。

 

 これらの施策の結果、宅配事業における当連結会計年度の売上高は17,973百万円(前年同期比3.8%増)となり ました。

その他事業の概況

 その他事業として主に展開しておりました「リトルアーティスト」においては、第4四半期より制作・販売を 提携先にて行っております。

 その結果、その他事業における当連結会計年度の売上高は15百万円(前年同期比41.0%減)となりました。